幻想郷
「東方Project」の主な舞台となる、日本のどこかに在るとされる場所の事。
結界によって隔離されており、通常は一般の世界と行き来することは出来ない。
様々な種類の妖怪や、妖精、鬼、幽霊、人間など、多くの種族が暮らしている。
博麗大結界
幻想郷全体を覆う巨大な結界で、外の世界との往来を遮断している。
外の世界の「常識」を「非常識」に、「非常識」を「常識」に変える結界であり、外の世界で非常識とされるものごとが常識としての力を持つようになる。
非常に強力で、基本的には妖怪でも簡単に通ることはできないが、まれに何かのきっかけで人や物が結界を通って行き来することもある。
弾幕ごっこ
幻想郷内での揉め事を解決するために決められたルールに則った決闘のこと。
強大な力を使った戦いが起きれば幻想郷が崩壊する恐れがあり、逆に戦いが起きなければ妖怪は力を失ってしまうため、擬似的な戦いを起きやすくするために制定された。
スペルカード
「弾幕ごっこ」を行う際にキャラクターが使用する弾幕を名付けて紙に記したもの。略称はスペカ。
紙に記した名前を宣言して弾幕を発動する。使用する際には宣言が必要なため、不意打ちはできない。
なお、弾幕自体はキャラクター自身の能力によって作り出されているため、他者のスペルカードを奪ったとしても使えるようになるわけではない。
種族
幻想郷には人間以外にも多くの種族が存在する。
広義には人間以外を全て「妖怪」と呼称する。
狭義では妖怪以外にも、「妖精」「魔法使い」「幽霊」「鬼」「天狗」「神」などがいる。
ZUNさん
「東方Project」の原作者。
大学時代からゲーム制作を開始、一度は株式会社タイトーに入社、ゲーム開発者として勤務するものの、現在は退職して個人でゲーム制作を行っている。
ビールが好きで、イベントに出演する際にビールを飲んでいたり、ニコニコ超会議でプロデュースしたビールが販売されたこともある。
博麗神社、あるいは博麗霊夢のイメージから「神主」と呼ばれることも。
上海アリス幻樂団
ZUNさんが単独で主宰するサークル。
和洋折衷をイメージして命名されたという。
ゲームだけでなく、音楽CDも発行している。
Windows版、旧作
ZUNさんが大学生時代に発表した作品はPC-98上で動くソフトであり、Windows版とは設定などが若干違う。
98版を旧作、東方紅魔郷以降のWindowsで動く作品をWindows版と通称されている。
旧作作品は現在入手が非常に困難である。
二次創作ガイドライン
「東方Project」では、二次創作を行う際のガイドラインが策定されている。
ガイドラインに沿った形で作る限りは、どんな形のものでも許諾を得なくとも自由に配布することができる。
ZUN帽
レミリア、フランドールやパチュリーがかぶっている、ふっくらとして裾がフリル状になった帽子のこと。
現在では「東方Project」の登場人物が着用している帽子全般を指す言葉となっている。
また、ZUNさん本人がかぶっているハンチングを指す場合もある。
ZUN's Music Collection
上海アリス幻樂団から発表されている音楽CD。
ゲームで使用された楽曲やそのアレンジ、オリジナル曲などを収録している。
ブックレットでは「秘封倶楽部」というオカルトサークルに関するショートストーリーが展開される。間接的に幻想郷とのつながりが描写される場合もある。
黄昏フロンティア
主にWindows用のゲームソフトを製作する同人ゲームサークル。
上海アリス幻樂団とのコラボレーション作品として、弾幕アクション作品を発表している。
ZUNさんがストーリー監修などで関わっているため、公式「東方Project」作品としてナンバリングされている。
博麗神社
博麗霊夢が巫女として勤めている神社。
幻想郷と外の世界の境目に位置する。
立地が悪いことと妖怪が多く訪れるため、賽銭はあまり集まらないようである。
桜の名所でもあり、宴会が行われるシーンが描かれることもある。
紅魔館
『東方紅魔郷』などで登場する洋館。吸血鬼であるレミリア・スカーレットを主とし、メイドや庭師、司書などの住まいとなっている。
館の色調は紅に統一されており、レミリアの弱点である日光を防ぐため、窓は少ない。
美しい中庭があり、館の中には膨大な数の本が収められた図書館や広いホールも存在する。
永遠亭
広大な竹林の中に存在する、蓬莱山輝夜を主とする大きな屋敷。
病気や怪我の診療、薬の処方をしてくれるが、迷いの竹林に住む藤原妹紅の案内なしでは一般の人間がたどり着くことは難しい。
白玉楼
魂魄妖夢と西行寺幽々子が自宅として暮らす、冥界に存在する和風の建物。読み方は「はくぎょくろう」。
名称は故事に由来しており、古代中国において優れた人物が死後に住まうとされていた場所である。
月の都
幻想郷ではなく月の裏側に存在する都。
いつから存在しているかは不明だが、成り立ちは非常に古いと言われている。
一種の浄土であり、「穢れ」が存在しない。そのため、月の都の住人には寿命がなく、非常に長命である。
命蓮寺
幻想郷において聖白蓮が開いたお寺。
元々は妖怪を救うために開かれたが、人間も受け入れている。
毘沙門天が祀られている。
縁日が開かれ、人と妖怪がともに訪れて賑わうこともあるようだ。
グレイズ
「かする」を意味する英単語。
弾幕系シューティングではよく使われる言葉で、敵の弾を自機にかすめるようギリギリで回避すること。
グレイズすることでスコアが加算される作品が多く、ハイスコアを狙うためには積極的にグレイズを行う必要がある。
ピチュる
自機が撃墜されること。
撃墜される際の効果音が「ピチューン」と聞こえることから、転じてやられること全般に使われるようになった。
抱え落ち
ボムを持った状態でやられてしまうこと。
特に初心者はボムを温存して抱え落ちしてしまうことが多い。
やられてしまうとボム数はリセットされることがほとんどのため、積極的に使ったほうが得。
Extraステージ
コンティニューせずにクリアなど、特定の条件を満たすことで開放される隠しステージ。
本編の後日譚的な内容が展開されることが多い。